裏看板料理。


おはようございます。

名古屋池下の「世界一ローマを愛する男」スッシー です。

雨がかなり降っております。

水不足もあるのである程度は降って欲しいですが、集中して降りすぎです^_^;

実は私も大牟田市に親戚がおります。

大丈夫みたいですが、皆様も十分お気をつけてください。

さて今回 久しぶりに自分のもう一つの看板料理「裏看板料理」を作りました。

「イカスミを練り込んだパスタ エビとボッタルガのソースとアンチョビトマトソースにエビのフリット添え」です。

怖ろしく長い料理名です( ̄▽ ̄)

自分のオリジナリ料理なので「バシっと」した料理名が無いのですが…
当店の看板料理「カルボナーラエクストラ」と真逆のコンセプトでカルボナーラエクストラは「一体感」を感じますが、このパスタは「食べる所で味が変わる」そして最後に「融合する」と言うのを目指して作りました。

2つともイタリアにいる時に考えたメニューですが。

当時、ミシュランの星付きの店で働いていたのですが、ミシュランの店で1番感動したのが、ブロードを使った「味の奥深さ」と色んな食材、ソースを使い「味を融合させる」と言う事です。

どういう事かというと食材一つ一つにしっかりと味を持たせてそれを食べる度に「味が変化」する、それが食べ終わる時に「未知の味」へと変化していくのです。

例えばこのパスタ。

ベースは「イカスミを練り込んだパスタにエビのソースのパスタ」です。

ここまでは普通にあると思います。

自分はそこに「ドライトマト」を加えて周りにアンチョビを入れたトマトソースを添えました。

まずトマトソースで「和えない」のは全体を「トマトソース味」にしたく無いからです。

そうすると全ての味が「トマトソース味」になってしまい台無しになります。

パスタだけ食べた味、ドライトマトと一緒に食べた時、トマトソースと一緒に食べた時。

全てのパターンで味が違います。

そして「ドドん」と乗っている「エビのポレンタのフリット」。

エビにとうもろこしの粉ポレンタを塗してフリットにしました。

自分はコレが大好きで、普通にエビのフリットは美味しいですが、そこにとうもろこしの香り、カリっとした食感が加わり、そしてアンチョビのトマトソースをつけて食べて頂いても美味しいです。

どうでしょう? 一つの皿でコレだけ色んな味や食感が楽しめるのです。

「3色3食感」というのが自分がメニューを考える時のポイントです。

モチロン 古典料理の例えば「ボロネーゼ」の様な「一体感」のある料理も素晴らしいと思います。

しかし残念ながら「3口目」で飽きてします。

「飽きさせないで」味をどんどん「融合」させていき、気が付けば「無くなっていた」という料理も面白いと思います(^^)

ただ怖ろしく手間のかかる料理なので 通常メニュー化はしておりませんので、もし何らかで作った時は皆様大チャンスですので 召し上がってみてください(^^)

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