おはようございます。
名古屋 池下の「世界一ローマを愛する男」スッシー です。
なかなか強烈な雨が降っております。
皆様お気をつけくださいね。
さて今回は私の中で結構気になっている、「クリームパスタ」の件について語ってみます。
皆様クリームパスタはお好きでしょうか?
私は「日本」のクリームパスタはあまり好きではありません(初っ端から過激な物言いで申し訳ありませんが…)
理由として「ゴテゴテし過ぎている」のでオッサンになってきた自分にはキツイです^_^;
と言っても自分は元々「シンプル」な食べ物が好きだったので20代後半から30歳にかけて既にあまり食べなくなっていました。
そしてイタリアに修行に行き、イタリアで初めてクリームパスタを食べた時、「何だこれ?食べ易い、濃厚だけど全然重たくない」と思いました。
まず、イタリアと日本のクリームパスタの大きな違いは「ベシャメル」です。
日本ではクリームパスタを作る時にベシャメルを入れる事が多いと思います。そうすると当然「重たい」ソースになります。
若い方には、その濃厚さが好きという方も多いでしょう。
しかし当然食べ応えもありお腹にもたれます。
私みたいなサッパリしたのが好み、オッサンになった、酒好き。
こういう方はレストランではまずクリームパスタは敬遠されると思います。
しかしイタリアのクリームパスタはベシャメルは使いません。まず ベシャメルは「フランス」の物である事、イタリアでベシャメルを入れるのはせいぜいラザンニャ(ラザニア)、しかしコレも最近の事でクラッシックなラザンニャにはベシャメルは使いません。
そして私が思うに「感覚」の違いが決定的だと思います。
日本ではトマトソースにしろクリームソースにしろ「ソースがベシャ!!」っとなっていることが多いです。 極端な言い方をすればソースというよりはスープに近い感覚です。
ボンゴレもそうではないでしょうか?結構スープパスタっぽく出てくるお店ありませんでしょうか?
こういうソースシャビシャビなのはイタリアでは「返品」です。
トマトソース、クリームソースにしてもイタリアはしっかり「パスタに絡んでいる」コレが基本です。
ボンゴレは私の中では「オイルパスタ」です。
この意識の違いが料理に決定的な差を生んでいます。
そして今回私が作ったパスタ「イカミンチのアボガドクリームソース」です。
如何でしょう? ソースがガッチリ絡んでいてベシャベシャなソースは見えません。
私はあくまでクリームを「ソースの具材の一部」として使っているのです。
見えませんが、しっかりとアボガドクリームの味が染み付いています。
こういう使い方をすると「風味の一部」であり さほど重たい印象は受けません。
でも、濃厚でクリーミーな味わい、クリームを使う意味はちゃんとあります。
基本、イタリア人はパンが大好きです。
パスタソースなどはパンで綺麗にして食べます。
なので、イタリアではお皿が綺麗に帰ってくるほど「美味しい証拠」なのです。
もうホントに綺麗になって帰ってくると作った側もとても嬉しいです(^^)
なので、パンですくってもソースが残っているようなソースはイタリアではアウトです。
話しはそれますが 私はラーメンもスープは全部飲みます。
ただしそれは「美味しい」ラーメンのみです。
逆に麺とスープの濃度のバランスが取れていない店はスープを飲み干す事ができません。
作った物を全部綺麗に食べれてこそ「美味しい料理」ではないでしょうか?
クリームパスタ嫌いの方、是非当店のクリームパスタを1度召し上がってみてください(^^)
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