折角なのでネッビオーロ(バローロ)について語ってみた。


Buon giorno🇮🇹

名古屋 池下の「世界一ローマを愛する男」スッシー です。

今回 私の好きなワイナリー「Roberto Sarotto 」の「Langhe Nebbiolo 」を新入荷しました。

Langhe とは「エリア」の名前です。個人的には白ワインのイメージが強いですが。

そしてNebbiolo が葡萄の品種です。

「イタリアワインの王様 バローロ」の品種ですね。

特徴としては「長期熟成」に適しています。

なのでバローロは「3年熟成した後に初めて出荷」されます。

という事は「重い、どっしり」とした味わいのワインが出来ます。

ここまでを前フリとして語っていきたいのですが。

かつて私は「1番好きな赤ワインは?」という質問に対して「バローロ!!」と即答しておりましたが。

コレは自分の知識の無さと「イタリアワインの王様🍷」というイメージに釣られていたという事を今では思ってしまいます( ̄∇ ̄)

確かに美味しいですよバローロ。

有名どこのクラッシックなバローロは本当に美味しいと思っています。

しかしイタリア3大赤ワイン「バローロ、アマローネ、ブルネッロ・モンタルチーノ」の中で1番ブレが多いのが「バローロ」だと思います。

3つ共「セカンドライン」がありますが、その境界線が1番低いのがバローロだと思います。

某酒販チェーンで2000円台のバローロを売っていて、本来あり得ない金額だと思います。

試しに買ってみましたが、まあお粗末なバローロでした。しかし「バローロ」の名で世に出ているのです。

そして試飲会でバローロの生産者が来た時に話しをしたのですが、そのワイナリーはバローロだけで3種類あり、醸造方法、エリア違いなどで分けておりましたが。 どれもバローロにしてはスッキリした印象で、私の感覚としては「フランスワイン」「ピノ・ノワール」を目指している様な感覚を感じました。

そこで生産者に「結構スッキリした印象を受けるけど どうしてこういう醸造方法を選んだのか?」と聞いてみた所「クラシックな作り方は溢れていて違いが生み出せない。だから革新的な作り方を目指している」という答えが返ってきました。

私は正直「なんだかな…」と思ってしまいました。

北イタリアの方は生産者の世代交代で若い醸造家はこういう考えの方が増えている事は感じていました。

北イタリアはフランス、ドイツ等 他国の影響を受け易いので、よく言えば「柔軟な考え」と言えるでしょう。

しかし私は料理にしても「基本が出来てないのに変化球から覚えてそこから更に変化させたら原型ないでしょ」というのが私の考えです。

だから私はイタリアに修行しに行ったのです。

そして何故かバローロの生産者で2、3こういう事が続き違う品種の素晴らしいワイン達と出会い 自分の心が段々とバローロから離れて行きウチのセラーからバローロが消えました。

それでネッビオーロもあまり使わなくなって数年…
ホントに久しぶりにネッビオーロを買いました。

Roberto Sarotto は本当に「イタリアワイン」を感じさせてくれます。

「王道な味わい」を感じます。

このネッビオーロもホントに味わい深くバローロにもヒケを取らないと思います。

あと自分の個人的な意見としては「スッキリとした高級ワイン」は売りづらいんです( ̄∇ ̄)笑

私もそうですが、やっぱり高いワインって飲んだ瞬間「おお〜」っていう「飲みごたえ」が欲しいと思うんです「スッキリとした高級ワイン」は結構「上級者向け」です。

やっぱり単純明解に私はやっていきたいです♪

 

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