美味しいリゾットは難しい


Buon giorno!!🇮🇹

名古屋 池下の「世界一ローマを愛する男」スッシー です。

世界一ローマを愛する男なのにこんな物を作ってしまいました。

「ミラノ風リゾット」です( ̄▽ ̄)

「こんなの作りたくなかったんですよ…」というのは言い過ぎですが( ̄▽ ̄)笑

日本酒に合わせる為にお客様のご要望でお作りしました。

私も久々に作りましたが… 本来ならばチョット手を加えたくなるのですが、今回は「忠実に」作らないといけない理由がありましたのでホントにクラッシックに作りました。

先ずリゾットですが、私は「リゾットを美味しく作るのはパスタの3倍難しい」と思っています。

リゾットを作る上で大事なのは「お米」と「ブロード」です。

先ずお米は私は「イタリア米🇮🇹」を使います。

日本米はただ「白米」にする時は最高に美味しいです。

私もイタリアでたまに和食を作った時にイタリア米を炊いて白米にしましたが、まあ美味しくないです( ̄▽ ̄)

お米を炊く時にオリーブオイルと塩を入れて炊かないと味も何も無いです。

日本米の「甘み」のあるご飯は最高です(^^)

しかし、ことリゾットや例えばタイ料理そしてチャーハンなどの「火を加える」物には日本米は適しません。

水分が多すぎて料理がベチャベチャになるからです。

たまに当店でもリゾットを御注文のお客様が「スプーン下さい」と言われる事があります。

しかしイタリアではフォークで食べます。

何故なら普通でフォークで掬えるからです。

スプーンでないと掬えないようなリゾットはリゾットではありません。

そしてそれは恐らく「日本米」を使っているでしょう。

それは「リゾット」ではなく「おじや」です。

当店はちゃんとしたイタリアの文化もお伝えしたいので、一応ご説明はさせて頂きます。

しかし「スプーンで食べたい」と仰るのであればちゃんとお出し致しますので、そこまで頑固オヤジではありませんのでご安心ください( ̄▽ ̄)

それくらい「日本米」と「イタリア米」で出来具合が変わります。

あと最大のポイント「ブロード」です。

このブロードをたっぷり使ってお米を炊かないとまあ美味しいリゾットはできません。

先に書きましたが、お米自体の美味しさは日本米の方が遥かに上です。

普通に炊いただけではイタリア米はまあ美味しくありません( ̄▽ ̄)

しかし しっかりとした「アルデンテ」の歯応えになるのです(コレも知らない方だと「固い」とか言われるのですが( ̄▽ ̄))

私はリゾットによって肉のブロードや魚のブロードを毎回作ります。

今回は「和牛のミンチ」でブロードを取るという贅沢な事をしてしまいました( ̄▽ ̄)

それをドバドバ入れたらそりゃ美味しいに決まってます( ̄▽ ̄)

私達も最高の賄いでした(^^)

私料理の秘訣は「いい材料をタップリ使う」事と「手順と手間を惜しまない」事です。

ベースがしっかりしないと美味しい深みのある料理はできないというのが私の持論です。

今回の料理の中でこの「リゾット」が1番皆様にお褒め頂きました(^^)

そして意外にも日本酒に合ったそうで… コレは私も意外でした… 今回のラインナップの中で1番合わないと思っていたのですが…

最近「シンプルに美味い」を心掛けて料理しておりますが、シンプルが故に「誤魔化しが効かない」という難しさがあります。

イタリアで色々やったが故に今この「シンプルで美味い料理」が作れると最近思っております。

 

(アカウント)                                     Instagram.   ristorantino_susci                                 Facebook.   Ristorantino SUSCI(リストランティーノ スッシー )

ご予約お問い合わせ                                                                                         〒464-0074     名古屋市千種区仲田2丁目13-1 SKビル1F

Tel 052-761-3308  毎週木曜日定休日

地下鉄 東山線     池下駅より3分 今池駅より5分