Buongiorno
「世界一ローマを愛する男」スッシーです。
いやいや、最近暑いですね
皆様も体調には気をつけてください
さてこんな暑い時はやっぱり「冷たい物」が食べたい物です。
私とかざる蕎麦とかお寿司とかの周期が早まります
そして逆に「揚げ物」が食べたくもなったりもします。
やっぱり「パワー」を欲するのでしょうか?
そんな事もありライスコロッケ「アランチーノ」を仕込みました♪
ディナーでお出ししてる「シェフのおまかせ前菜」の一品として登場します。
今回のブログは「アランチーノ」自体では無く、「作り方」にフォーカスしました。
このアランチーノ、お米を丸めて、卵に浸けて、パン粉をまぶすを2セットやります。
一回に結構な数を仕込むので、仕込みの時は結構ダルいです
そのダルい仕事をイタリアでは、物凄いスピードでやります。
ハッキリ言ってウルトラ「雑」です
でもメチャクチャ「速い」です。
ジャガイモとかでも、包丁で剥いたりする人も多いですが… ムチャクチャ速いです。
でも1/3位 無くなってます
日本だと怒られるでしょうけど。
よく日本から来た人達で「日本ではこんなやり方しなかった」「いや俺は納得できない」と言ってイタリア式のやり方を受け入れ無い人達が居ました。
みんな、それぞれの想いがあってイタリアに来たし、僕の店じゃ無いし… なので僕は何も言いませんでした。
しかし、結局そういう人達は偉そうな言い方をすると「腕前は大した事無い」人が多かったです。
「イヤなら何でイタリア来たの?」と僕はずっと思っていました。
僕は「折角イタリアに来たのだから、イタリア式を徹底的にやろう」と思っていました。
それでイヤなら「自分の店ではやらない」様にすれば良いじゃない?
それが僕の考えでした。
その根底には日本でお世話になっていたお店のオーナーやママさんに僕のチンケな価値観を「ペシャンコ」にされた経緯があるからです。
当時、自分は脱サラで入店しました。
その時の自分は「自分が好きな物が最高!!」と思っていました。
「時計はタグホイヤー」「車はスカイラインGT-R」「服はユニクロなんて着ない」そんな自分でした
入店した当時、ことごとくオーナーやママさんに反発していました(今となっては よう俺らなんて雇ってましたね…と笑い話しですが)
そんなある日「お前ベンツに乗った事あるのか? お前俺のベンツ乗ってみろ」とオーナーに言われ初めてベンツに乗ってみました。
先ず驚いたのは「ドアの重厚感」
「何このガッチリ感…」驚愕でした
そして閉めると「バドム」という重々しい音と共に窓が「ジャッ」と空き戻りました。
「えっ今の何ですか???」「ベンツは機密性が高いから閉める時に鼓膜が破れない様に空くんだわ」と言われて「はっ???」と思いました。
そして、えげつない加速、そして「ガッチリ感」… 「お前コレでもベンツが大した事ないって思うか?」と言われぐうの音もありませんでした。
そしてママさんには誕生日プレゼントに「ユニクロのフリース」をブレゼントしてもらったのですが、ユニクロをバカにしていた当時の自分はフリースを着るのも初めてでした
そして着た瞬間「えっ何コレ?メチャクチャ暖かい!!」とビックリしました
暖かいしラクだし… そこから3着 速攻で自分で買いました
と、料理人になった当時、自分は物凄い「狭い考え」をしていました。
そういう事があってから「自分の知らない事を偉そうに批判するのはやめよう」「知らない事は知らない」「知らない事は調べる」という事を心がける様にしました。
まだ20代だったとはいえ「ガキだったなぁ」とホントに思います
私はそういう経験を経て、いい年してからイタリアに行ったので「素直に」イタリアを吸収したと思っています
ホントに色々な方のおかげで今の自分があります。
「謙虚で素直」私が言うと嘘くさい気がしますが、自分が心がけている事です。
コレからも貪欲に色んな知識を得、成長し続けたいと思います
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