マリアージュは面白くも難しい…


おはようございます。

名古屋 池下の「世界一ローマを愛する男」スッシー です。

暑い日が続いていますね…
こんな時はスカッと「スパークリングワイン」を飲んでいたいものです。

そしてランチ終わりにスパークリングを飲みながら自分達の賄いに突入した時に事件は起こってしまいました。

今回の賄いは「ムール貝とアサリとフレッシュトマト」のパスタです♪

最近「ドベタなパスタ」というホントにクラッシックなイタリアのパスタをその日にある食材で作るというメニューを加え。

この「ムール貝とアサリのパスタ」も自分の中の候補でした。

その試食も兼ねての賄いです。

このシリーズ、ポイントはニンニク、フレッシュトマト、バジルで、あえて食材を多めに使います。

それはコレがやりたいが為…

トマトのブルスケッタです♪

このバケット1枚でグラス空けれます(^^)

そんな至福なランチを食べている時に事が起こってしまいました。

最初はスパークリングを飲んでいて何も思わなかったんです。(まあスパークリングも何にでも合いますからね)

スパークリングを飲み終わった時に「もっとバッチリ合った白を飲みたいな」と思い、自分が魚介類を食べる時の鉄板ワイン「シチリアのグリッロ」を注ぎ「さてさて どんな旨味が口の中に広がるかな?(^^)」と楽しみに口にすると、いや〜な感じが口の中に広がりました…
「あれ?何この感じ???」と思い再度飲む…
やっぱり美味しくない…
一度水を飲み口をリセットしてみる…

やっぱり美味しくない…

「えっ何で???」軽くパニックになる。

今まで自分のマリアージュの定説として

「山の食材は山の産地のワイン」「海の食材は海の産地のワイン」というのがありました。

事実 私の得意パスタ「海の幸のパスタ」(トマト無し)には最高の相性です。

それがトマト1つでこんなに合わなくなるとは…
そこで手持ちのワインを何本か引っ張り出して試してみました。

シチリアのもう一つのワイン「カタラット」コレもダメ。

もの凄くワインが甘味を感じていたので「ならばスッキリしたワイン」という事で

エミリア・ロマーニャの「トレッビアーノ」コレも相性が悪い…

なら コレはどうだ?という事で「サルデーニャ島のヴェルメンティーノ」

「う〜ん まあまだコレが1番合うかな…」というレベル。

普段自分が目指している「最高に合う」「お互いを高め合っている」というレベルには程遠い…

結局見つけられませんでした…
原因を思ってみると最大の要因は「トマト」しかも糖度が高い甘いトマトなので、その影響でワインが甘く感じてしまったと思います。

シチリアのワインは味が濃くて旨味があるので、トマトを使わないスッキリとしたパスタは上手く調和して味を引っ張りあげてくれましたが、今回はぶつかってしまったと思いました。

そこで「スッキリ系」のトレッビアーノを試したのですが、元々が山系のワインなので合わず…

それで「ヴェルメンティーノ」を持ってきた所で「かろうじてこの中では…」というラインでした。

それを考えると1番合っていたのは最初のスパークリングワイン…

パスタが濃い分 ワインはスッキリしていた方がいい様な気がします。

という事で恐らく合うのは「シャルドネ」じゃないかなぁ? というのが昨日の自分の意見です。

最近マリアージュでこんなに悩んだ事なかったんですが…
やっぱり実際食べてみないと分からないですね^^;

机上の理論では計り知れません。

「食べ物は生き物」… 普段から思っている事ですが、今回改めて痛感しました。

コレからも皆様に最高のマリアージュを味わって頂ける様に自分も日々研究します(だから自分の賄いは毎日飲むのです( ̄∇ ̄)という言い訳でした)

 

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