SUSCIのイタリア話

「爆誕!!」海のカルボナーラ

buongiorno

「世界一ローマを愛する男」スッシーです。

この度 ひょんな事から「第3のカルボナーラ」が誕生してしまいました。

その名も「海のカルボナーラ」です。

見かけ「ローマのホントのカルボナーラ」と区別がつきません(コレは今後考えます)

「海のカルボナーラ」
イタリアでもホントにあります…
イタリア… なぜか「カジキマグロ」を結構使います。
そして「海のカルボナーラ」のメイン食材はカジキマグロです。
でも全然美味しくないんです
味無いんですよね
なのでイタリアで「海のカルボナーラ」食べた時も「なんじゃコレ…」と思っていました
しかしお魚屋さんから「メカジキ」をもらって試食したら「えっ美味いじゃん!!」となり使う事にしたのですが、その時ふと「海のカルボナーラ」が頭をよぎりました。
しかし、イタリアでの経験から「どうせ大したことないよな…」と思っていました…

そこで 自分の中でも「やっぱりダメよね」と消去するつもりで試して作りました…

そこで閃いたのが「どベタなパスタ」で使っている高級マグロ。
こちらは味わいバッチリ
「カジキだけじゃ美味しくないけど、コレ混ぜたら美味しくならないか?」
と思い、「マグロ繋がりだからイイだろう」と思い試作してみました。
やはり、グアンチャーレの塩気が不足していると思い 岩塩とブラックペッパーを追加して炒め、後は通常のカルボナーラの作り方で…

まず一口食べてみる…

「えっこんな美味いの???」自分でもビックリしました。
「イタリアで食べた時 あんな大した事なかったのにメチャクチャ美味いやん!!」
塩気とブラックペッパーのバッチリとしたアクセント。
あとやはり「高級マグロ」が美味い
塩気もバッチリあるので赤ワインでいけます!!
「コレは絶対メニュー化しよう!!」と思い
とりあえず「季節メニュー」に組み込みました。
しかし自分の中ではもう「カルボナーラ3兄弟」で行く気マンマンです
しかしコレで怖いのは「ランチでダメですか?」という声が もう聞こえてきそうなのと「見た目があまりにもホントのカルボナーラに似ている」事。
この2点は速攻でクリアしないといけません
しかし、思ってもいない所から飛び出してきた「第3のカルボナーラ」
今後 どんな反響を得るか楽しみです
最後に…「俺ってスゴイな…」

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コレはパスタに入れる物では無い。

Buongiorno

「世界一ローマを愛する男」スッシーです。

いやいやいや… 最近の暑さと湿気は堪りませんね

こうなってきますと「食べたい物」「飲みたい物」が変わってきます。

私はお寿司やざる蕎麦などの「さっぱり」をメインにするのですが、それだけですと「パワー」が出ないので。

「天ぷら」や「唐揚げ」「焼き鳥」などが食べたくなりますし、「タイ料理」などの辛い スパイシーな物もイイです

そこで、ランチパスタも「スパイシーカレーソース」や「青唐辛子ペペロンチーノ」など食欲をそそるラインナップしました♪

「鳥ハラミと夏野菜、青唐辛子」です。

パプリカやズッキーニなど色鮮やかな野菜にキャベツを入れ、隠し味で私得意の「アンチョビ」を入れ、たっぷりの野菜から滲み出た「旨味」が後味を際立たせてくれます。

そして コレが肝心「青唐辛子」

爽やかな辛みで「中毒者」が急増しております

もう「赤ワイン」がガンガンいけます。

そんな、自画自賛のパスタですが、「イタリア人は絶対食べない」という自信があります

私が賄いで作って イタリア人達が「全員食べるのを拒否」した食材Top2が入っているからです。

それが「パプリカ」と「キャベツ」です。

皆様「なんで?」と思われると思います。

ぶっちゃけ私も「なんで?」です

そしてイタリア人達の理由は「パスタに入れる物じゃ無い」からです

いやいやいや、マジでお前ら…
せめて食べてから文句言えよ…

ホントに思いました

10人前のパスタ 全く手をつけないのですから

さしたる理由が無い以上、コレ以上 説明のしようがないのですが…
パプリカやキャベツの旨味… 美味しいと思うんですけどね

一つ言うならば、「古典料理」をやっている人間は絶対食べませんが、「ミシュランの星付き」で働いている人間は「え〜っ」とは言いますが、食べます。

そして「結構美味いな」と言います。

やっぱりミシュランの星付きで働く様な人間は「探究心」があるので、初めは文句言ってもチャレンジする人間が多いです。

僕も良く賄い作ってる時に横からグチグチ言われて「食ってから文句いえ!!」言って「どうだ? マズイか???」と言って相手を黙らせてました。

残念ながら日本にあるイタリアンは間違いが多いです。

私もグリーンカレーのスープだったり、今回みたいなパスタを作っているので偉そうな事は言えませんが

しかし「知っててやっている」のと「知らないでやっている」は違うと思います。

私もオープン当初は「こんなのイタリアに無い!!」と言ってやらない事が沢山ありました。

今は少し丸くなり「とにかく美味しい物」を皆様にお出ししたいと思っています。

 

知らない事は 先ずやってみよう。

Buongiorno

「世界一ローマを愛する男」スッシーです。

いやいや、最近暑いですね

皆様も体調には気をつけてください

さてこんな暑い時はやっぱり「冷たい物」が食べたい物です。

私とかざる蕎麦とかお寿司とかの周期が早まります

そして逆に「揚げ物」が食べたくもなったりもします。

やっぱり「パワー」を欲するのでしょうか?

そんな事もありライスコロッケ「アランチーノ」を仕込みました♪

ディナーでお出ししてる「シェフのおまかせ前菜」の一品として登場します。

今回のブログは「アランチーノ」自体では無く、「作り方」にフォーカスしました。

このアランチーノ、お米を丸めて、卵に浸けて、パン粉をまぶすを2セットやります。

一回に結構な数を仕込むので、仕込みの時は結構ダルいです

そのダルい仕事をイタリアでは、物凄いスピードでやります。

ハッキリ言ってウルトラ「雑」です

でもメチャクチャ「速い」です。

ジャガイモとかでも、包丁で剥いたりする人も多いですが… ムチャクチャ速いです。

でも1/3位 無くなってます

日本だと怒られるでしょうけど。

よく日本から来た人達で「日本ではこんなやり方しなかった」「いや俺は納得できない」と言ってイタリア式のやり方を受け入れ無い人達が居ました。

みんな、それぞれの想いがあってイタリアに来たし、僕の店じゃ無いし… なので僕は何も言いませんでした。

しかし、結局そういう人達は偉そうな言い方をすると「腕前は大した事無い」人が多かったです。

「イヤなら何でイタリア来たの?」と僕はずっと思っていました。

僕は「折角イタリアに来たのだから、イタリア式を徹底的にやろう」と思っていました。

それでイヤなら「自分の店ではやらない」様にすれば良いじゃない?

それが僕の考えでした。

その根底には日本でお世話になっていたお店のオーナーやママさんに僕のチンケな価値観を「ペシャンコ」にされた経緯があるからです。

当時、自分は脱サラで入店しました。

その時の自分は「自分が好きな物が最高!!」と思っていました。

「時計はタグホイヤー」「車はスカイラインGT-R」「服はユニクロなんて着ない」そんな自分でした

入店した当時、ことごとくオーナーやママさんに反発していました(今となっては よう俺らなんて雇ってましたね…と笑い話しですが)

そんなある日「お前ベンツに乗った事あるのか? お前俺のベンツ乗ってみろ」とオーナーに言われ初めてベンツに乗ってみました。

先ず驚いたのは「ドアの重厚感」

「何このガッチリ感…」驚愕でした

そして閉めると「バドム」という重々しい音と共に窓が「ジャッ」と空き戻りました。

「えっ今の何ですか???」「ベンツは機密性が高いから閉める時に鼓膜が破れない様に空くんだわ」と言われて「はっ???」と思いました。

そして、えげつない加速、そして「ガッチリ感」… 「お前コレでもベンツが大した事ないって思うか?」と言われぐうの音もありませんでした。

そしてママさんには誕生日プレゼントに「ユニクロのフリース」をブレゼントしてもらったのですが、ユニクロをバカにしていた当時の自分はフリースを着るのも初めてでした

そして着た瞬間「えっ何コレ?メチャクチャ暖かい!!」とビックリしました

暖かいしラクだし… そこから3着 速攻で自分で買いました

と、料理人になった当時、自分は物凄い「狭い考え」をしていました。

そういう事があってから「自分の知らない事を偉そうに批判するのはやめよう」「知らない事は知らない」「知らない事は調べる」という事を心がける様にしました。

まだ20代だったとはいえ「ガキだったなぁ」とホントに思います

私はそういう経験を経て、いい年してからイタリアに行ったので「素直に」イタリアを吸収したと思っています

ホントに色々な方のおかげで今の自分があります。

「謙虚で素直」私が言うと嘘くさい気がしますが、自分が心がけている事です。

コレからも貪欲に色んな知識を得、成長し続けたいと思います

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イタリア人は頑固ちゃん。

Buongiorno

「世界一ローマを愛する男」スッシーです。

今回は私が「さすがイタリア人達」と思ったお話しをしたいと思います。

「砂肝とカーボラベルザ(ちりめんキャベツ)のアンチョビソースのパスタ」。

コレは自分がイタリアに行って初めて思いついたパスタなんですが、スーパーでカーボラベルザを見て「面白そうだなぁ」と思い、家でパスタを作ったのですが、自分は元々「砂肝」が大好きで

イメージ的には「アヒージョ」で、アヒージョ感を出す為にアンチョビで炒めました。

そうした所「ちりめんキャベツ」のヒダヒダがメチャクチャ アンチョビソースを絡ませて「うわ、コレは美味いわ」とこのパスタが生まれました。

「コレは是非 店のメンバーにも食べてもらいたい」と思い、わざわざ材料を買い 次の日の賄いで作りました。

するとイタリア人達の反応は冷たいものでした

「何だコレは?」「お前なんでキャベツなんかパスタに入れるんだ!!」と…

「いや昨日開発してさ…メッチャ美味いから食べてみてよ」と言っても「キャベツはパスタに入れる物じゃない…」と言って全員食べるのを拒否

厨房に行って各々サラダを作る…生ハムをスライスする… モッツァレラチーズを盛り付ける…パンを焼く… とし出し テーブルには10人分のパスタが残りました

コレが日本であれば文句を言いながらでも食べてくれるのですが、イタリア人は情け容赦なく食べません、しかも自分で言うのはなんですが「美味しい」んですよ?

それを「キャベツはパスタに入れる物じゃない」と言うだけで「試そう」ともしない…
しかも、平然と違う物を食べる。

ある意味 凄いメンタルです

コレが「ミシュランの星付き」の店だと(このパスタは2度とイタリア人には作ってませんが) 変わった材料とか料理でも「何だコレは???」と訝しげにはしますが、とりあえずチャレンジして「おっコレ美味しいじゃん!!」とちゃんと認めてくれます。

やっぱりミシュランの星付きで働く様な人は頭が柔らかいです。

しかし、古典料理の人間は「頑固」です。

「コレはこういう風にする物」というラインから逸脱しません。

キャベツと同じ理由で「パプリカ」もパスタに入れたら「アウト」です

そして当店のランチの名物メニュー 豚の香草焼き「ポルケッタ」を使ったトマトソースパスタ。

「やろうとも思いません」

メチャクチャ美味しいですが

まあ、私はそういう「イタリアの文化」が知りたかったですし、今こうやって「ネタ」になっているのですから

そして そういう「頑固だから」ああいう国が残っていると私は思っています。

「頑固」ですが、愛すべき「イタリア人」

私は大好きです☺️

 

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Abarth1000に乗ってきた話。

Buongiorno 🇮🇹

「世界一ローマを愛する男」スッシーです。

唐突ですが、皆様「Fiat500 」はお好きですか?

私は大好きです( ̄▽ ̄)笑

もう私達の世代で言えば当然「ルパン三世 カリオストロの城」です😊

私も何十回見たか分かりませんが…

そしてこの映画でルパンが乗っていたのが黄色の「Fiat500 」です。

今にして思えば自分の「Fiat500 好き」そして「黄色好き」というのはココから来ていると思います。

ついでに言うとローマのイメージカラーも「黄色と赤」です。

なんか 物凄い「縁」を感じます。

さて、そんなこんな事もあり私、昨年念願の「Abarth」を購入致しました。

AbarthとはFiat500 をベースとしたレース仕様車で、Fiat500 の可愛さを残しつつもなかなか速いです😊

その私の車をお世話になっているのが「ウイングオート」さんです。

今回そのウイングオートさんで「試乗イベント」があるとの事だったので、ランチ終わりにぶっ飛んで行って参りました。

なんて可愛い😍

約55年前の「Abarth1000」です😘

私 最近の車には全く魅力を感じませんが…
この車は最高に可愛いです^_^

そして まさか、自分で運転させて頂けるとは思っておらず。

まさかの試乗となりました^_^

実際運転してみると、まず「ハンドルがメチャクチャ重い( ̄▽ ̄)」そして「ミッションが入りづらい」「ブレーキが全然効かない」となかなか怖い思いをしました。

しかし「楽しい」😊

乗っていて「味」があります。

天気も良かったので「オープン車だったらメチャクチャ気持ち良いだろうな」と思いました😄

私も若い時は「走り屋」でしたので、結構ぶっ飛ばしておりましたが、この歳になってくると こう「トコトコ走るのもイイな…」と思う様になりました。

私の夢はやはり「ルパン三世のFiat500 」を手に入れる事です。

コレも約50年前の車なので、コレ1台と言うわけにもいかず どうしても「セカンドカー」にしなくてはいけませんが… でもやっぱり所有したいですよね😊

ホームページをリニューアルする時にお貸ししてくださいましたが、店の前にあるだけで「映えます( ̄▽ ̄)笑

今の私のAbarth でさえ お客様に「流石だね」と言って頂けるのですから。

今度ウイングオートさん色んなイベントを行われていきます。

サーキット走行なども参加させて頂きたいですが。特に興味があるのは知多に「ウイングヴィレッジ」という施設を作られていて そこでツーリングがてらバーベキューをしたり釣りをしたりという事を考えられているそうで、もしよろしければ私もそこで料理を作らせて頂ければというお話しをしていました。

イタリア好き、車好き、Fiat500 好き。

共通の好きなモノがあれば話しも盛り上がります😊

コレから何か「楽しい」事が出来ればと思います♪

 

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「コルティーナ・ダンペッツォについて語ってみた」

Buongiorno 🇮🇹

「世界一ローマを愛する男」スッシーです。

今回は「コルティーナ・ダンペッツォ」という街について語ってみたいと思います。

このコルティーナという街、まあイタリアの北の端っこで一応ヴェネト州なんですが、縦に長くて、他の州と絡んでいるので、よく「フリウリ州」と勘違いされます。

そしてとんでもない山奥で… 最寄り?の大きな駅はヴェネツィア駅なんですが、楽勝3時間オーバーです( ̄▽ ̄)笑

それより隣国「オーストリア」は40分で行けます( ̄▽ ̄)

そんな「ウルトラ山奥」コルティーナですが「ウルトラ高級リゾート地」でもあります。

今度、冬季オリンピックが開催されますが、実は1956年にもオリンピックをやっていて、町外れにはオリンピックのマークが付いたジャンプ台が今でもあります。

そしてココはスキーのワールドカップの開催地でもあります。

私こんな所で2回程スキーを致しましたが、リフトに乗っている時 あまりの絶景で「俺…何でこんな所に居るんだろう…」と本当に思いました( ̄▽ ̄)笑

物価も死ぬ程高くてエスプレッソなんてイタリア全国大体1ユーロですが、ココは4ユーロします( ̄▽ ̄)

まあ その代わり私の給料も「イタリア最高金額」でしたが… ココでのチップがよそでの給料分位でした( ̄▽ ̄)

そして何より私がココで1番勉強になったのは料理」です。

私は「Ristorante TIVOLI」というミシュランの星付きの店にお世話になったのですが、ハッキリ言って ココの料理が今の自分の料理の礎になっています。

北イタリアの料理は大体「クリーム」と「バター」がドカッと入っています。

そして私はそういう料理は余り得意では無いのですが…
ココの料理はほとんど使っておらず、そして私が何より好きだったのが「ブロード」

ココに来る前にローマでも「ブロードの威力」に気付いていた時だったのですが、ココのブロードは全然レベルが違いました。

「仔牛の骨」「魚」「海老」「野菜」などそれぞれのブロード摂っており、そのブロードを使った料理は実に味わい深く、「塩などほとんど要らない」優しいけど、味わい深い料理でした。

そして塩の代わりに「アンチョビ」を使ったり、食材1つ1つがパンチがあって、それだけ食べても美味しいのですが、一緒に合わせると「未知の味」が生まれました。

私ココで「味を構築する」という事を学びました。

そしてもう一つは「真空作業」

ミシュランの店は「真空調理」をするのがほとんどですが… この店も勿論 真空調理しましたが、私が注目したのは「1食分ずつ真空する」事でした。

真空して瞬間冷凍庫で凍らせる。

そうする事で営業中はそれを解凍し温めるだけで行けます。

そういうと冷凍食品と混同されそうですが、決してそんな事はなくコレならまず「早い」そして仕込みの時に集中してやっているので「味がブレない」何より「誰が作っても同じ」という風になります。

今の私で言うと「1人でもできる」事です。

かなりのスピード短縮になります。

私はこの店で毎日2時間半は「真空作業」してました( ̄▽ ̄)笑

そして感動的だったのは「賄い」。

さすがミシュランの店だけあって仕込みをしても「真ん中しか使わない事がほとんでその端っこは全て我々の賄いになり、毎日毎日「えっ こんなの頂いてよろしいんでしょうか?」( ̄▽ ̄)笑 という程豪華でした。

そしてワインもかの有名なスーパートスカーナ「サッシカイア」がボチボチお客様残されてて「スッシー飲んでみるか?」とシェフに頂きました。

私が今、アルバイトさんにガンガン食べさせたり飲ましたりしてるのはココでの経験が多いです。

「自分の店で出してる物を従業員が味を知らない」というのはあってはならないと私はココでの経験で思いました。

そしてシェフ「Graziano Presto」 この前の北京オリンピックでなんとイタリア代表のご飯を作っておりました。

流石としか言いようがないです( ̄▽ ̄)

料理も人格も素晴らしいシェフでした。

こんな素晴らしいシェフの下で働けてラッキーでした☺️

私は今 ミシュランの店の料理とは違う方向性を目指していますが、学んだ「技術」は確実に私の中で生きております。

その味わいは皆様にお届け致します😊

 

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想い出の街「ボルゲリ」。

Buongiorno 🇮🇹

「世界一ローマを愛する男」スッシーです。

今日は私がイタリアで好きな街Top5に入る街のお話しをしたいと思います♪

イタリアワイン好きな方なら絶対耳にするワイン「スーパートスカーナ」 その産地である「ボルゲリ」です。

私は4、5回行っております、何故ならイタリアで最後に住んだ街から2駅だったんですね。

そしてワイン好きな自分が「ボルゲリ」を見過ごせる訳がありません。

早速行き方を調べましたが駅で「ボルゲリ駅」というのはあるのですが… この駅から街まで8km位あり… 駅からバスとかもう「1日に数本」とかいうレベルで「どうしよう…とりあえず最悪 歩くか…」と思いとりあえず行ってみました。

ボルゲリの駅迄は順調でした、そりゃそうですよ電車で2駅ですから( ̄▽ ̄)

そして線路に沿って歩く事4km 道がT字になってここを左に曲がったらボルゲリの街まで一直線という自分の目の前に広がった景色がコレでした。

「いやいやチョット待て」( ̄▽ ̄) 本気で思いました。

「いや綺麗よ綺麗」ですが行ったのは7月でもうかなり暑い… もう4Km歩いてる、「ココから後4Km? 歩くの?」

心が折れました( ̄▽ ̄)笑

「これは今度は自転車を電車に載せて来て行くしかないな…」と思い、今回は帰るか… と思い引き帰えそうとした所、このT字の所にワイナリー兼レストランが… しかも店の紋章に「サッシカイア」のマークを使っている…
「メッチャカッコいいなこの店」と思い、「折角ここまで来たんだ… 食事位して行くか…」と思い その店へ。

前菜から「何コレ メッチャ美味い…」

「えっこんな所でこの手の料理出てくる?」というラインナップ…

私 美味しい店は厨房まで突っ込んで行ってシェフと話しをする癖があるので 話しを聞くとトリノのミシュランの星付きのレストラン修行していて、故郷であるボルゲリに帰ってきてシェフをやっているとの事。

自分もミシュランの星付きの店で働いた後だったので余計に凄さが分かりました。

この時食べたメニューは今でもたまにパクってます( ̄▽ ̄)笑

そして話しをしていると「ところでお前何しに来たんだ?」と聞かれいや、実はボルゲリの街に行きたくて来たんだけど、この道見て諦めて帰る所だったんだ…」と言うと話しを聞いていたホールのおじさんが「俺 家がボルゲリでランチ終わったら家に帰るから連れてってやろうか? 又 仕事に来る時に乗せて来てやるよ」言ってくれ「えっマジで???」という事で そのおじさんに街まで連れて行ってもらいました。

そして着いたボルゲリの街。

街の入り口から向こうの街が見える位小さい街…「3分で回れるやんけ…こんな小さな街でスーパートスカーナ作ってるの?」という位小さな街で驚きました。

そして、エノテカに行くと当然「スーパートスカーナ」のグラス飲みができます😊

そして雑貨屋さんに行き、今も着ている「ボルゲリのポロシャツ」などを買っていると、あっという間にタイムアップ…

おじさんと合流すると「駅まで送ってやる」と言ってくれ「えっありがとう😊」と思っていると駅の前のBarへ… そこで友達いて 何とその方 自分が住んでる街チェーチナの漁師さんで今から帰るから「コイツ乗せてやってくれ」と言ってくれ、家まで送ってくれました😊

こういうイタリア🇮🇹人のノリが大好きです😘

この後も友達が来た時など必ずこの店で食事をしました😊

素晴らしいワインに、素晴らしいイタリア🇮🇹人と出会えた、自分にとってとても大事な想い出の街「ボルゲリ」 又、必ず行きたいです♪

 

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Vacanza Romana「ローマの休日」

Buongiorno 🇮🇹

名古屋 池下の「世界一ローマを愛する男」スッシーです。

今回は「世界一ローマを愛する男」に相応しいお話しをさせて頂きたいと思います😊

Vacanza Romana 「ローマの休日」です。

ポスターが「英語」なのがチョイと気に入りませんが( ̄▽ ̄)笑

ローマ好きなら知っていて当然の映画ですが、残念ながら当店に見える若いお客様ご存じない方も結構いらっしゃいます😅

「ローマの休日って何ですか?」「真実の口ってなんですか?」そう言われた時愕然としました😅

そりゃもう70年位前の白黒映画… よっぽどイタリアやローマ好きで無いと見ないでしょうが…
結構愕然としました。

「コレはアカン!!」と思い、皆様に知って頂く為に「真実の口」を作りました。

チョット小さいんですけどね( ̄▽ ̄)

そして、何より車バイク好きの自分としては、店を作る時「店内にVespaを展示しよう」と思っていました。

この背の高いテーブルの所に置くつもりで、「扉を開けたらそこはローマ休日!!」みたいなイメージをしていて実際バイク屋さんにも行っています。

「不動車でいいから5万円位でないかな?」と思っていたんですが、バイク屋さんにお聞きすると やはりイタリアンレストランの方とか僕とおんなじ様な理由で来られるそうで、そのせいか「ボロボロの不動車でも15万円はする」と言われ「だったらちゃんとしたのを買ってペイントした方が早い」と言われその場は保留しました。

結局置かなかったですが、もしあの時買っていたら邪魔で仕方なかったでしょうね( ̄▽ ̄)笑

そんなハナから「ローマの休日」好きな自分ですが、ある日ヤフオクを見てとんでもない物を見つけてしまいました。

何と1954年当時の本物の映画のパンフレットです。

見つけた瞬間「うわ〜コレは買わんと!!」と思い即購入( ̄▽ ̄)

届くのを楽しみしておりましたが、届いてみて又ビックリ…
想像以上にキレイでした。


そして何より笑ったのが当時の広告。

いや時代を感じます( ̄▽ ̄)笑

そして野球チーム。

国鉄、南海、高橋、そして大映…
大映はダイエーじゃありませんよ。

映画会社の大映です( ̄▽ ̄)

そして「ダブルヘッダー」野球会もブラック企業ですね( ̄▽ ̄)笑

そしてここまで来たら欲しくなるのが やっぱりVespaです。

やっぱり本物は無理なので「ブリキのオモチャ」を。

今回ポスターもVespaもどこに置こうかかなり悩みました。

Vespaは実際走ってるみたいにコロッセオの前に置きました(^^)

去年改装した時に「物を置かずにシンプルにしよう」と思っていたのですが…
やっぱりダメですね自分( ̄▽ ̄)笑

イタリア、ローマ好きの方々のお目に留まる店でありたいと思います♪

今度YouTube でも「ローマの休日」語ってみたいと思っています😊

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「キャベツはパスタに入れる物じゃ無い」

Buongiorno 🇮🇹

名古屋 池下の「世界一ローマを愛する男」スッシーです。

今週のランチパスタですが「和牛ミンチとベルザの青唐辛子ペペロンチーノ」というのをお出ししております。

和牛ミンチが美味しいのは まあ当然ですが、私のポイントは「ちりめんキャベツ」カーボラ・ベルザです。

白菜の様なヒダヒダの葉なのですが、そのヒダヒダ故にソースがよく絡みます。

そしてそのソースに使っているのがアンチョビです。

コレ実は結構私の料理の秘密なのですが( ̄∇ ̄)笑

そして何より上に載せる「青唐辛子」。

普通の唐辛子ペペロンチーノとは又違う、「フレッシュな感じの辛味」でお客様にも好評です。

ただ、辛い物好きの私の分量で行くと食べれない方が続出してしまうので、自制心が大事です( ̄∇ ̄)笑

そんなパスタですが、今回の主役は「カーボラ・ベルザ」というかキャベツです。

私はこの「ベルザをアンチョビで炒める」というのをイタリアで発見しました。

スーパーで買い物をしている時、日本で使った事の無かったこのヒダヒダのキャベツに興味を持ちました。

そして作ってみると まあ美味しい!!

アンチョビを使ったソースに実に絡む。「コレは良いものを発見した」と思い、店の連中にも食べて貰おうと自腹でベルザを買って賄いで作りました。

そうすると、まあイタリア人達の反応の悪い事悪い事。

「お前なんでパスタにキャベツなんか入れるんだ!!」と全員大ブーイング👎

「いや昨日開発してさ…美味しいから食べてみてよ!!」と言っても「キャベツはパスタに入れる物じゃ無い…」と全員拒否😅

「いやいや美味しいから!!」「キャベツはパスタに入れる物じゃ無い…」と誰1人試してみようともしてくれませんでした。

日本人は先ず「焼きそば」がありますし、良く「春キャベツのペペロンチーノ」なんてメニューもあって抵抗が無いと思います。

というか日本のイタリアンは「創作料理」の宝庫ですから。

こういうのに抵抗がありません。

しかしイタリア人は頑固なんです😅

「コレはこういう風に食べる物!!」という物から逸脱しません。

コレがミシュランの星付きとかで働いている連中なら文句を言いながらも食べてくれます。

やはり頭が少し柔らかいんですね。

「おっコレ美味しいじゃん!!」となります。

しかし古典料理をやっている人間は「オツム カッチカチ」です( ̄∇ ̄)笑

日本人だったら、例え新人が作って美味しく無さそうでも文句言いながら食べてくれると思います。

それも修行ですから。

しかしイタリア人にそんな情けはありません…
みんな勝手に厨房に行き、サラダを作り、生ハムをスライスしてモッツァレラチーズを載せ、パンを焼き… 後には10人前のパスタが残っています( ̄∇ ̄)笑

おんなじ理由で「パプリカ」もパスタに入れてはダメです👎

コレも大失敗しました( ̄∇ ̄)

まあ、こういう頑固だからイタリア🇮🇹みたいな国が残っていると思いますし、私もそういうイタリアの「文化」を学びに行ったのですから、今となっては笑い話しです。

こんな頑固な愛すべき「イタリア人達🇮🇹」

私は大好きです😊

 

 

本日「国際女性デー」です。

Buongiorno 🇮🇹

名古屋 池下の「世界一ローマを愛する男」スッシーです。

本日「国際女性デー」です。

女性の権利、選挙権などを求めて運動が起こった日です。
元はアメリカですが、イタリア、ヨーロッパにも浸透しております。

私もイタリアにいる時は毎年女性にミモザの花を贈っておりました😊

イタリアでは、その辺にミモザが群生していたので友人と取りに行きました。

皆様は普段、お母様、奥様、そして恋人でも感謝の意を表されていらっしゃいますか?

私は「良い物は良い」とハッキリ口に出します。

たまに「良く言えますねそんな事」とか「さすがイタリア帰り」などと言われますが、褒められて嫌な気分になる人などいないと思いますが…
私は料理人ですが、ウチの母親が作った料理も美味しい物は「コレ美味いな」とちゃんと母親を褒めます。

ウチの親父が褒めているのを聞いた事はありませんが( ̄∇ ̄)笑

元々「女性に権利が無かった」と言うのもおかしな話しだと思います。

私は「男は男のいい所」「女性は女性のいい所」と適材適所であると思います。

それを「男だから女だから…」と分けるのは非常にナンセンスだと思います。

男性の皆様、今日は女性の方にミモザを贈られては如何でしょうか?

日本ではパッとは買えんか〜( ̄∇ ̄)笑

 

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